2020/04/10 09:00
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は特に変わらない日常を過ごしております。表面的には、です。
ワークショップをお休みに致しましたので、ほぼずっと家で作業をしております。
型染の半襟や帯などのご注文は変わらず承っております。
(コロナに関係あるのか分かりませんがご注文は少なめになっております。受注制作品は今がチャンスです☆)
作業の際にはマスクと手袋を着用し、万が一の事がないようつとめております。
外へ出るのは、必要な買い物と、ご注文頂いた作品の発送と、体を動かすためのお散歩の時だけです。
以前とほとんど変わりません。
ですが、自分の意志でそうしているのと、そうしなければならない事になっていると知っていてそうするのとでは、
心の中が全く違います。
そんな疲れが少し溜まっていたと見えて、久しぶりに片頭痛を起こしました。
以前にお勤めをしていた時には毎月2~3回ほど発生していた症状です。
自分に無理を強いているのを知りながら、それを無視していると、体が反乱を起こす感じです。
体の方がよく知っている、という事ですね。
昨晩は夜7時に横になり、こんこんと眠って、今朝の5時ごろに目が覚めました。
これだけの時間を眠りとおしたのは久しぶりでした。
窓の外を見たら、ちょうど日が昇るところでしたので、急いで着替えて湖へ向かいました。
小雨が降っていて、長時間眠ったあとで足元がふらつきましたが、
日の光を浴びて、波の音を聴いて、深い呼吸をして、自分の内側を整えられました。
写真は今朝の湖です。
ある方がメールマガジンでこのようなことを書かれていました。
今はみんなが「思いやり」の気持ちを鍛えられている
こういう時に「弱い人」への思いやりはすぐ持つことが出来ます。難しくありません。
「強い人」もしくは「強く見える人」への思いやりを持つのは、なかなかに難しいです。修業が必要です。
「強く見える人」とは、例えば食料やトイレットペーパーを買い占めてしまったりしている人などでしょうか。
その振る舞いを見ると正直なところ「勘弁して」「やめて頂きたい」と思ってしまいます。
彼らも私たちと同じ「弱い存在」です。恐怖心に振り回されてそんな事をしてしまっている。
私とて、状況が違えば同じことを、あるいはもっとよろしくない事をしてしまうかもしれない。
そう思えたなら、「あの人たちは怖くて荒れてしまっているのだ」と少なくとも非難する気持ちは薄まるかもしれません。
他者に非難の目を向けていた自分の荒れた気持ちも、おさまってくるかもしれません。
とうてい許す事が出来ない相手にも、これを出来るならば、世界は変わってくるでしょう。
こんな難しい課題を、私たちはやり遂げる事を求められているようです。クリアできるでしょうか。
今日は音楽をこちらに置いておきます。
アルヴォ・ペルト「鏡の中の鏡」です。
聴きながら呼吸をしてみてください。心が鎮まります。