総て手作業で絞りを入れて、藍で染めた浴衣生地です。
浴衣に仕立てて着るほか、インテリアファブリックとしても、お使い頂けます。
綿紅梅(めんこうばい)は、木綿で織られた格子状の生地です。
異なる糸の太さを組み合わせて格子状に織ることで、生地に凸凹が出来ます。
凸凹を意味する「勾配」から紅梅という名がつけられたとの説があります。
薄手の地に太糸による格子があるため、生地が肌に張りつきにくく、涼しさを感じやすくなります。
浴衣としてだけではなく、半襟をつけることで夏の着物として着ることも出来ます。
7月から8月の着用に向いていますが、気候に合わせてお使いくださいませ。
絞り染は、生地を縫う、たたむ、糸で巻くなどの方法で防染をほどこしてから、染料に幾度も浸して、生地に柄をつける染色技法です。
工業製品とは違い、全く同じものを作ることは出来ません。
この世に一枚しか存在しない生地です。
染料の藍は、自然の植物から色を頂く、日本で古くから使われてきたものです。
その色を見ていると、心が落ち着いてくるようです。
絞りの柄を藍で染めた生地は、持ち主を守ってくれるようにも思えます。
藍には虫が嫌う成分が含まれており、防虫効果があると言われています。
藍染の生地を箪笥にしまうことで、他の衣類も虫などから守ることが出来るでしょう。
人の手と自然の力でつくられた、藍絞り染の生地です。
浴衣やインテリアなどに、お使いくださいませ。
素材: 綿紅梅
幅: 38㎝
長さ: 13m
お手入れについて
・漂白剤をお使いにならないでください
・他のものと分けて洗ってください
・日焼けを防ぐため直射日光が当たらない場所に保管してください
・雨や汗などで湿っているときに、色落ち、色移りしやすくなります、ご注意ください