2020/04/30 00:00

ツバメ堂が作品を制作したりワークショップなどでお伝えしている

摺り染というものについて解説します。

簡単に言ってしまうと

①柄をつけたい素材の上に型を置いて

②その上から刷毛で顔料を置いて

③型をはずすと柄がついている

という、きわめてシンプルな技法です。

以下は例としてツバメの型を使って、小さい布に柄をつけてみます。

使う主な材料はこの三つです。

(他にも顔料を定着させるものなどありますが、ここでは省きます)



布の柄をつけたいところに型を置きます。(セロテープでとめることもあります)


摺り込み刷毛に顔料を少しつけます。(たっぷりつけると失敗のもと)


型の上から刷毛で慎重に色を置いてゆきます。



色を入れている途中


柄をひとつ付けられました(グラデーションも入れています)


さらに別の場所にも同じように柄をつけます


ひとつの型で布に鳥が飛んでいる絵を作れました


こちらのシャツも、同じ方法で制作しました。同じ形のツバメを全体に飛ばしています。
このツバメシャツは個別に制作をご依頼頂いてお作りしています。

ツバメ堂で制作している帯や半襟なども、ほぼこの技法を使っています。


シンプルな技法ですが、型のデザイン、色、配置によって、バリエーションを作れて

いくらでもオリジナリティを出す事が出来ます。

ご興味がありましたら、ワークショップで体験してみてください。
※ワークショップはただいまお休みしております。